実践報告

片づけからはじめるあったかい『生前整理』 大津たまみ 氏

本日の講話は大津たまみ先生。テレビ番組や雑誌のお片付けの特集で見られたことがある人も多いのではないでしょうか。お片付けの苦手な方はしっかり聴きましょう (笑)

 

≪片づけの方法≫

 

いる いらない
移動させる 迷い

 

上の表を見てみましょう。よくお片付けをするときに、いろんなものを次から次にゴミ袋や箱に入れていっていませんか?先生のお話では、上の表に従ってブルーシートの上に分類していくのが片づけのファーストステップ。

ここで、「いるもの」と「いらないもの」をきちんと理解しておきましょう。

いる = 今、現在その場所で使っているもの。また、未来に使うことが明らかなもの。

いらない = 使う目的が明らかなもの。(ただ、使っていないもの)

 

 

ここで大事なのは「使うもの」と「使えるもの」は違うということ。使えるものはなかなか手放せないですよね。「もったいない」精神・・・尊いことですが、片付けはできません。手放す=捨てるではないので、「使える」けど「使わない」ものはリサイクルに!

 

 移動 = 使うものだけども、収納する場所が間違っているもの。

これは、経営者の皆さんには、たいへん参考になるなと思いました。あるものを、取りに行ったり、探したりで無駄になっている時間はありませんか?仮に・・・毎日毎日1時間あたり8分間探し物をしたとしたら、1年間でなんと1か月半にもなるそうです。生産性の観点からも無視できない数字です。

 

 迷い = どうしようか8秒迷ったら、迷い箱へ入れましょう。僕なんか、全部迷い箱入りになりそうです。迷い箱は期限を決めてから処分を決めましょう。目安は半年。

 

 さて、メインテーマの生前整理。先生は遺品整理を数多くこなされた経験から言われます。きちんとしておかないと必ずもめる、めちゃくちゃもめる・・・と。生前のその人に一度も会っていなくても、遺品を見ればどんな方か人となりがよくわかるそうです。そしていつも感じてこられたのは、「どうして、生きているうちに整理できなかったのか?」ということ。それが今日のお話です。

 

 

ちなみに≪気になるデータ≫ 

 エンディングノートを親には書いていてほしいと思う子供 = 87%

エンディングノートを実際に書いているという親 = 3%

 ≪気を付けたいもの≫

きちんと整理しておかないと一番困るのはなんでしょう・・・。

 し・ゃ・し・ん  =写真  だそうです。

 

「ドキッ」とか「ギクッ」とした人はいませんか?(笑)

理由はいわでもがな・・・ですね。皆さん、写真だけでも何とかしておきましょう!

そして、先生がお勧めになったのが、マイベストアルバムの作成です。モーニングセミナー会場では、先生のマイベストアルバムが回覧されましたが、誰にでも輝かしい想い出があるもの・・・。実は、死後の準備をすることは「今をよく生きる」ことにことにつながるのでした。

また最近は、携帯やタブレットに写真があって、プリントアウトしていないことも多いですよね。大事な写真はプリントアウトしておくことも大事ですよね。

最後に後の整理のための賢い買い物の五か条を紹介して終わりにしようと思います。

  1. 使うものしか買わない
  2. 納める場所がなかったら買わない (あの、お腹に納める食べ物は・・・^^Joke)
  3. 一目ぼれで買わない
  4. 流行だから・・・で買わない
  5. 人が持っているから・・・で買わない

 みなさん、いくつあてはまりましたか? (笑)

 

筆者:中川区倫理法人会 幹事 宮川 拓 (東京海上日動あんしん生命保険㈱)

 

 

 ≪講師プロフィール≫

大津たまみ 氏 

株式会社アクションパワー 代表取締役

〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1丁目19-27 オリファビル9階

電話:052-581-3981

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