実践報告

「心即太陽」 ~言霊の力~  田中 ふみえ 氏

10月22日、本日は語り部、田中ふみえさんの登場です。

私をはじめ、この日の参加者は田中さんの「声力」(こえぢから)・・・すみません、造語です・・・に圧倒されたのではないでしょうか。声の大きさ、抑揚、話す速さ、そして息遣いさえもが、言葉に命を吹き込んでいきます。最後に「万人幸福の栞」の一節を朗読されるのですが、毎週、自分たちが読んでいるものとは明らかに違うと思いました。まるで、別の文章を読んでいるかのよう。涙が出そうになった参加者もいたのではないかと思います。

さて、田中さんのお話は、ご自身が語り部になられた生い立ち、小さいときにお母さまから受けた読み聞かせの体験から始まります。小さいときに、親から本を読んでもらった時間というのは、誰しも幸福な思い出として心に刻まれるのでしょうね。しかし、その体験を一生のお仕事にしてしまうのだからすごいものです。三人兄弟の真ん中として育った田中さんにとって、本を読んでもらう時間は、お母さまを独り占めできる時間だったといいます。一般的に、真ん中の子は要領がいいといわれますが、田中さんも例外ではなく、ただ、ご自身の言葉によれば人に良く見られたいという気持ちが強くて、本当は自分がどうしたいのか、自分を幸せにしてこなかったのではないかと話しておられたのが印象的でした。

そんな田中さんが、倫理と出会ったのは5年前。「万人幸福の栞」を読またときに、「これだ!!」と思ったとのことです。ここで本日のテーマ「言霊の力」になっていくわけですが、「言霊」は「言葉」と「魂」が合わさった単語ですが、いい声で言葉を発することにより、声は魂そのもの・・・余計なものは少しずつ剥がされていき、言葉は魂そのものに近づいていくのだそうです。なかなか言葉で説明するのは難しいのですが、田中さんの「万人幸福の栞」の朗読を聞くと、今、読まれたことが実感できます。これこそ、モーニングセミナーに参加した人だけの特権ではないかと。

終わりに、日本の国歌「君が代」について素晴らしいお話がありましたのでご紹介を。

君が代の「君」は天皇陛下を指すと思っている人がいるようですが、そうではありません。    「君」=「きみ」は古事記に登場する二人の神様に由来するそうです。「イザナキ」と「イザナミ」、聞いたことはありますよね。二人の神様が出会い、結ばれ、日本の島々が生まれました。(ちなみに、最初の子が淡路島です・・・) この、「イザナキ」の「キ」と「イザナミ」の「ミ」で「キミ」。ちなみに「イザナ」は「誘う」(いざなう)が語源。この二人から生まれた国が1000年も8000年も続いて、この二人から生まれた一人ひとり=「さざれ石」が「岩」のように結束して「苔」を紡ぐようになるまで熟成していきなさい、という意味になるそうです。つつましくて、とてもきれいな言葉です。大事にしたいものですね。

 

≪ミヤちゃんのひとりごと≫

古事記を知らない方のために・・・イザナキとイザナミのくだりだけ・・・

昔、イザナキという男性の神とイザナミという女性の神が出会いました。二人は互いに惹かれあったわけですが、最初にイザナミが「何て、素敵な男性なのでしょう」と声をかけ、付き合い始めたところ未熟児を二人続けて授かってしまいました。困った二人は偉い神様に相談します。そうすると、その神様から、「女性から声をかけてはだめだ、男性が結婚を申し込まなくては」とアドバイスを受け、その通りにしたところ、今度は無事に子供を授かります。最初は淡路島、そして日本の島々を生み出し、水の神、火の神と。ところが、火の神を生んだところイザナミはその火に焼かれ命を落としてしまいます。死んでしまってイザナミは「黄泉の国」(よみのくに)に旅立つのですが、イザナキはどうしてもイザナミを忘れることができません。(神様の世界でも男は未練たらたらのようです^^)

意を決して黄泉の国に出かけていくと、イザナミから、「冥界の神の許しがあるまでは、私の姿を決してみてはなりませんよ」と言われてしまうのですが、イザナキは我慢できなくて、変わり果てたイザナミの姿を見てしまいます。醜い姿を見られたイザナミは怒り狂ってイザナキを追ってきます。イザナキはかろうじて逃げ切るのですが、別れ際にイザナミは「私との約束を破った罰として、毎年1000人の人の命を奪ってやる」と言います。これに対してイザナキは「それなら、私は毎年1500人の命を誕生させよう」と返します。このことから、人は生まれ、死んでいくのです。

地上に着いたイザナキは、冥界の穢れを落とすため、川で水浴びをして「ケガレ」を落とします。このことが、「禊ぎ」(みそぎ)始まりで、日本人は悪いことがあると「お祓い」をするのです。

今日の独り言は長いです。

田中さんが日本の国歌はきれいな言葉ですと言われたので、主な国の国歌を載せます。評価は差し控えたいと思います。読まれると、それぞれいろんな感想を持たれることでしょう。

【アメリカ合衆国】

おお、見えるだろうか、夜明けの薄明かりの中我々は誇り高く声高に叫ぶ
危難の中、城壁の上に雄々しく翻(ひるがえ)る太き縞に輝く星々を我々は目にした
砲弾が赤く光を放ち宙で炸裂する中我等の旗は夜通し翻っていた
ああ、星条旗はまだたなびいているか? 自由の地 勇者の故郷の上に!

【フランス】

いざ祖国の子らよ!栄光の日は来たれり 暴君の血染めの旗が翻る
戦場に響き渡る獰猛な兵等の怒号 我等が妻子らの命を奪わんと迫り来たれり
武器を取るのだ、我が市民よ! 隊列を整えよ!進め!進め!
敵の不浄なる血で耕地を染めあげよ!

【中国】

いざ立ち上がれ 隷属を望まぬ人々よ! 我等の血と肉をもって我等の新しき長城を築かん
中華民族に迫り来る最大の危機 皆で危急の雄叫びをなさん
起て!起て!起て!万人が心を一つにし敵の砲火に立ち向かうのだ!
敵の砲火に立ち向かうのだ!進め!進め!進め!

【イギリス】

神よ我らが慈悲深き女王陛下を守りたまえ 我等が高貴なる女王陛下の永らえんことを
神よ我らが女王陛下を守りたまえ 勝利・幸福そして栄光を捧げよ
御代の永らえんことを 神よ我らが女王陛下を守りたまえ

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