実践報告

歴代会長インタビュー【第3代会長 葛島茂氏】

dsc05522【倫理実践とは、継続すること】

愛知県倫理法人会 南地区地区長 葛島茂氏
(坂金製菓株式会社 代表取締役)http://www.zenkaren.net/archives/10386

Q.さっそくですが、倫理法人会にはどのようなきっかけで、ご入会されたのでしょうか?

A. 入会は平成18年ですが、ちょうどいろいろ勉強したいと思っていた時に、同郷(佐賀県)の人から、倫理法人会を教えられたのです。その人は知多南倫理法人会に所属されていたのですが、そこへの入会を勧めないで、「倫理を学ぶのだったら武藤さん」とおっしゃったのです。

武藤さんはすでに中川区倫理法人会の会長をされていましたが、当時はまだ会も設立されたばかり。100名に満たない小さな単会だったので、正規ではなく準倫理法人会と呼ばれていました。その後すぐに、武藤会長が普及のため当社を訪ねてきてくださったのです。お話をお聞きし、私はその場ですぐに入会をしました。それは大変ラッキーなご縁だったと今でも思っています。

Q. 17か条の中で、お好きな項目はありますか?

A. 一番好きなのは「運命自招(運命は自ら招き、境遇は自ら招く)」ですね。逆に、一番こたえたのは「夫婦対鏡(夫婦は一対の反射鏡)」「子女名優(子は親の心を実演する名優である)」です。そして、深く心に染みたのは「反始慎終(もとを忘れず、末を乱さず)」ですね。
いろいろありますが、倫理を学んで自分自身が変わったことは、「人を変える前に自分を変えなければいけない」ということに気づいたことです。また、先程の「反始慎終」からは、始まりを大事にするということを学びました。

私にとっての始まりはどこかというと、自分を産んでくれた両親です。それに気づいてからずっと、九州にいる母に宛てて毎週1通の葉書を送っています。絵手紙にする時もあれば、字だけのときもある。けれど、親にとっては内容ではなく、子供からの便りが嬉しいんです。たった52円の親孝行ですが、すごく喜んでくれています。どんなことも、無理は続かないので、続けられることを続ける。そう思って続けています。

私は、「実践とは継続すること」だと思うのです。それが本当に大事だと思いますね。そうやってやり続ける中でいろんな気づきが生まれる。何か見えない大事なものがあることに気づくんです。倫理を学んで実践すると、そういう気づきがいっぱいあるんです。

Q. 企業理念として大切にしていることはありますか?

A. 基本は「永く栄える会社」にするということです。私は今3代目ですが、すでに次の4代目も入社しました。それを、さらに5代目、6代目と永く続いていく会社にしたいと思っています。それは、もちろん経営する我々にとっても幸せなことですが、働く社員にとっても幸せなことだと思うんです。
さらに、これまで働いてきた人たちにとっても、自分が働いていた会社が永く存続することは嬉しいことだと思うんですよ。また、ずっと続いている会社であれば、これから入社してくる若い人たちにとっても安心だと思うのです。当社には、障害を持った方もいらっしゃいますが、そういう方にも働く場所を提供したい、それで幸せになっていただきたい。
私は、関わるすべての人を幸せにすることが企業の役割だと思うんです。
だから、ずっと続く「永く栄える会社」づくりが、私の経営にとってすごく大事な基本なのです。

Q. 社長として心がけていらっしゃることはありますか?

A. 社員には社員の考え方ややり方があるので、私が「こうやれ」といっても、なかなか納得しません。納得しないままやらせても、社員は決して言われたとおりにはやらないし、良い成果も上がりません。
そういう時は、「自分が思った通りにやってみなさい」と言っています。ただし、「やるからには思いっきりやれ」と。中途半端ではいけない。それでは何の結果もでません。思いっきりやれば、失敗したとしても何がいけなかったかを反省して、次は私の意見を求めてきます。逆に、運良く成功すれば「社長がやらせてくれた」と感じてくれるんです。それを心がけていますね。

【編集後記】

葛島相談役の会長時代に、中川区倫理法人会は大きく成長し会員数を増やしました。参加する皆にとって居心地の良い空間をつくるため、毎週のモーニングセミナーに参加する会員全員に自ら進んでお声がけをしながら握手をし、ひとりひとりを大切にされてきた葛島相談役。そのお姿と、老舗企業の3代目社長として社員や会社を守る姿とが重なり、これこそ純粋倫理に根ざした、決してぶれない生き方なのだと感じました。

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